ジベルばら色粃糠疹|鴻巣市の皮膚科・美容皮膚科|第一さくらい医院

ジベルばら色粃糠疹 PITYRIASIS-ROSEA-GIBERT

SAKURAI

〒365-0038 埼玉県鴻巣市本町3丁目10-34

ジベルばら色粃糠疹とは

ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)は、全身または体幹を中心に赤い斑点(紅斑)が多数できる皮膚疾患で、その紅斑の配列模様がクリスマスツリーのように見える特徴があります。20~30歳代に多く見られ、主な症状は、発熱や倦怠感などのかゆみがほとんどなく、通常は自然に治癒します

症状

ジベルばら色粃糠疹の症状は、赤い皮疹(紅斑)が親指ほどの大きさで楕円形に現れます。多くの紅斑が全身に大量に生じ、その分布がクリスマスツリーのような配列を作ることが特徴です。他には特に発熱や倦怠感などの全身症状はほとんど見られません。

原因

ジベルばら色粃糠疹の原因は明確にはわかっておらず、一般細菌感染やウイルス感染、薬疹、病巣感染アレルギー、自己免疫による反応などが関与する可能性があります。ただし、この疾患自体は他の人に伝染することはありません。

日常の注意点

ほとんどの場合は自然に治癒するため特別な治療は必要ありませんが、かゆみを伴う場合や発疹がひどい場合には皮膚科を受診して治療を行うことがあります。発疹に対して掻かないように注意し、清潔に保つことが重要です。

よくあるご質問

Q

妊娠中になっても、胎児は大丈夫ですか?

A

妊娠中に発病しても胎児奇形や流産の心配はありません。

Q

この疾患は再発しますか?

A

ウイルスに対する免疫ができるため、再発はほとんど見られません。

Q

普段の生活で気をつけることはありますか?

A

長期間かかるかもしれませんが、なにもせずとも治癒の経過をたどります。 しかし、皮疹に対して掻く、触る、掻きむしるなどの行為はせず、つねに清潔に保つことが重要です。