掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に膿が溜まって水ぶくれができる皮膚の疾患であり、繰り返し症状が現れる特徴があります。小さな水ぶくれができ、かゆみを伴うことが多く、炎症が起こり、周囲の皮膚もカサカサになることがあります。骨や関節の痛みも生じることがあります。

手のひらや足の裏に小さな水ぶくれができ、かゆみや痛みを伴います。水ぶくれが乾燥して茶色のかさぶたになり、その後はがれ落ちます。膿ぶくれは繰り返しでき、風邪などで体調が悪化した際にも症状が悪化する傾向があります。さらに、約10～30%の人には骨や関節の痛みが生じることもあります。

掌蹠膿疱症の原因は明確にはわかっておらず、様々な要因が関係していると考えられています。副鼻腔炎や扁桃炎、虫歯などの病巣感染、金属アレルギーが関連する可能性があります。また、喫煙者に多く発症することが報告されています

掌蹠膿疱症の患者さんは喫煙を避けることが重要であり、治療に時間がかかることも覚悟する必要があります。