水痘とは
水痘帯状疱疹ウイルスによる感染症であり、潜伏期間は通常14~16日間で、他人への感染期間は発疹出現2日前から水疱がすべて「かさぶた」になるまで続きます。保育所や学校では水疱がすべて「かさぶた」になるまで(通常7日)出席停止が必要です。
症状
初期に虫さされのような発疹が現れ、12~24時間で小さな水疱となり、全身に広がることがあります。 治療としては、かゆみ止めのぬり薬や飲み薬が処方されることがあり、熱さましは高熱時に使用することができます。
予防方法
水痘ワクチンが有効であり、感染者との接触後の72時間以内に水痘ワクチンを接種することで予防できます。 また、感染者のケアではマスクを着用し、部屋の換気を行うことが推奨されています。 普段の注意点としては、おもちゃやタオルの共用を避け、せきエチケットに心がけることが重要です。
日常の注意点
爪を短く切り、肌着を清潔にして皮膚の化膿を防ぐことが重要です。入浴は石けんを泡立ててさっと汗を流す方がよく、口の中に発疹ができて痛い場合は塩辛いものやすっぱいものを避けるようにします。
よくあるご質問
水痘とはどのような感染症ですか?
水痘はウイルスによる感染症で、水痘帯状疱疹(すいとうたいじょうほうしん)ウイルスによって引き起こされます。 感染すると発熱と発しんが現れ、90%以上の患者は9歳以下であり、大人がかかることはまれにありますが、重症化するリスクがあります。
水痘の主な感染経路は何ですか?
水痘の主な感染経路には飛沫感染、空気感染、接触感染、母子感染などがあります。 感染力は発しんが出る1〜2日前から、出た後4〜5日(もしくは、かさぶたになるまで)の間にあるとされています。
水痘の治療法にはどのようなものがありますか?
水痘の治療法としては、多くは自然治癒しますが、症状に合わせて抗ヒスタミン薬、抗生物質、抗ウイルス薬などが使われることがあります。 また、かゆみ止めのぬりぐすりと飲み薬が処方されます。